「アンビリーバボー!」横浜DeNAラミレス監督も驚きを隠せない、神がかった3日間だった。横浜スタジアムで行われた8月22日からの広島戦で3夜連続のサヨナラ勝ち。1960年に「三原マジック」といわれ優勝した年以来、57年ぶりの快挙だ。巨人に3連敗を喫し、ホームに戻っての大事な3連戦。初戦で決めたのは宮崎敏郎だった。
筒香嘉智、ホセ・ロペス、宮崎が放った3者連続ホームランでのサヨナラ勝ちは球界史上初。この劇的勝利でチームは波に乗った。3連発ばかりが目立つが「ダイブで1点に抑えたことで流れが変わった」とラミレス監督。7回無死満塁で鈴木誠也の三遊間を抜けるようなヒット性の当たりを宮崎が横っ飛びのファインプレーで食い止めたのが大きかった。ラミレス監督は攻守に渡り宮崎を評価しているが、これまでの道のりは平坦なものではなかった。