(photo:内藤哲也オフィシャルブログ「STARDUST-ALK」Powered by Ameba)
8月27日、マツダスタジアムで開催された広島東洋カープvs中日ドラゴンズ戦で始球式に登場した、新日本プロレス、ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也。長年、熱狂的なカープ・ファンとして知られて来た内藤だが、この日の感動と緊張について改めて自身のブログ(内藤哲也オフィシャルブログ「STARDUST-ALK」Powered by Ameba)で明かしている。
東京生まれの内藤だが、元々好きだった巨人ファンから原辰徳の現役引退を機に90年代にカープファンに、ヒールターンならぬ「カープターン」。カープのファンクラブ会員となり、プロレスラーになってからもリングコスチュームは赤を基調としたものなど身につけるなど「カープ愛」をアピール。近年では、新日本プロレスで、カープとのコラボグッズを発売して話題を集めたり、2017年の公式応援歌に槇原敬之、鈴木福、ロザンの宇治原史規といった著名人とともに「著名カープファン/リレー映像」にも登場している。
そんな内藤だが、実は今回が初の始球式登場。ブログには「8月26日(土)は結局30分しか眠れませんでした…。」「ベッドで横になっても、ワクワクがとまらなかった。」と綴る言葉からは、「制御不能なカリスマ」の姿は微塵も感じられない単なる野球小僧ぶりだ。
ブログでは、マツダスタジアムへ到着し、この日34度というマウンドの暑さも体感。上本崇司選手とのキャッチボール練習には「プロ野球選手とのキャッチボール。しかも、"マツダスタジアム"のお客様が見ている前でのキャッチボール。こんな贅沢なキャッチボールがあるだろうか?オレ、こんなに楽しいキャッチボールを初めて経験したっす。」とその感動ぶりが感じられる。
待ちに待った始球式は、ノーバウンドで投げたもののボール球だったことを悔しがった内藤は「プロレスのデビュー戦(2006年5月27日)の時と全く同じことを思った。」とのこと。さらに、この始球式で使用したグローブは、黒田博樹さんが使用していたものを借して貰ったという裏話も明かしている。
中学3年で「プロレスラーなるぞ」と心に決めその時掲げた目標として「新日本プロレスのレスラーになる」「IWGPヘビー級王者にある」「東京ドームでのメインに立つ」を挙げていた内藤。この夏の「G1 CLIMAX 27」制覇により、残された「東京ドームでのメイン」もほぼ手中にしつつあるが、レスラーとしての目標以外での夢のひとつでもあったカープの試合での始球式登場は、忘れられない思い出になったようだ。