6日午後9時ごろ、大規模な「太陽フレア」が11年ぶりに観測された。太陽フレアは太陽の表面で起きる爆発現象で、通常はオーロラとなって現れる程度、地上に影響することはない。しかし、今回は通常の1000倍の爆発で過去最大級と言われている。
 過去、太陽フレアによって起きた影響はいくつかある。1989年、カナダ・ケベック州で9時間に及ぶ大停電が発生し600万人に影響が出た。1994年のリレハンメル冬季オリンピック時は、衛星への影響でNHKの中継が20分中断した。2000年には、天文衛星「あすか」が故障し数カ月後に大気圏に突入した。