地方興行でのタイトルマッチにも力を入れている新日本プロレス、その9.10福島大会では、NEVER無差別級、NEVER無差別級6人タッグ、IWGPタッグと3つの選手権試合が行なわれた。

IWGPタッグ選手権は3wayマッチで実施。レイモンド・ロウ&ハンソンのウォーマシンが、ゲリラズ・オブ・デスティニー(タマ・トンガ&タンガ・ロア)、ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.のKESと対戦し、ウォーマシンがフォールアウトを決めて勝利。敗れたロアはフィニッシュ直前にKESのキラーボムを食らったダメージもあり、3wayらしい決着となった。

今年、タグチジャパンの活躍もあって活性化した感のあるNEVER6人タッグ選手権を現在、保持しているのはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)のEVIL&SANADA&BUSHI。この日はオカダ・カズチカ&矢野通&ロッキー・ロメロのCHAOS勢と対戦した。IWGPヘビー級王者のオカダがNEVER王座に挑むのも珍しいシチュエーションだ。EVILとオカダの顔合わせは、10月の両国大会で行なわれるIWGPタイトルマッチの前哨戦でもある。

試合は6人タッグらしくめまぐるしい攻防。ここでもEVILが“レインメーカー封じ”に成功し、最後はBUSHIがロメロにエムエックスを炸裂させて防衛成功。L・I・Jの勢いを見せつける形になるとともに、オカダとEVILのレインメーカーをめぐる攻防ではEVILがさらにリードする結果に。

そしてメイン。鈴木軍のボス・鈴木みのるがマイケル・エルガンを相手にNEVER無差別級王座の防衛戦。後藤洋央紀戦と同じく、この試合もランバージャックデスマッチで行なわれた。両軍のセコンドがリングを囲み、場外に落ちた選手を押し戻すという完全決着ルールだ。

このルールでも、鈴木軍はいつものようにやりたい放題。レフェリーのブラインドを突いてイスまで持ち出す。そんな鈴木軍に、エルガンのセコンドを務めたタグチジャパンも対抗、乱闘状態になるとセコンド枠4名を超えてKESも介入。これをウォーマシンが撃退したものの、最後の切り札とばかり飯塚高史が乱入するとアイアンフィンガー・フロム・ヘル。そこから鈴木が必殺のゴッチ式パイルドライバーを決めて3カウントを奪った。

勝利を強奪したと言ってもいい鈴木軍の暴れっぷりは徹底したもの。鈴木はタグチジャパンに「遊んでんじゃねえ!」と毒づき、「新日本プロレスのど真ん中を食い荒らす」とも。これは新日本の本隊をターゲットに定めたということか。鈴木軍の存在感は、やはり危険だ。

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