佐藤健、土屋太鳳がW主演を務める映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の最新予告映像が解禁され、主題歌を人気バンド・back numberが担当することが判明した。
岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡の実話を原作とした同作。モデルとなった2人の物語は、YouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」「感動の実話」として一気に話題が広がり、TVや新聞、ネットなど数々のメディアで取り上げられ、海外にも拡散、2015年7月に『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』として書籍化もされている。
目を覚まさない恋人を献身的に支え続け、苦悩しながらも彼女を思い続ける尚志(ひさし)役に佐藤健が、病と闘う麻衣役には土屋太鳳が演じ、『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)など深い人間ドラマを描くことに定評のある瀬々敬久監督がメガホンをとった。
back number書き下ろし主題歌『瞬き』 一部を初公開!
今年6月に解禁した特報映像で「既に号泣!」「絶対に泣ける…」と早くも話題になっていた同作だが、今回完成した映像では、恋人の回復を祈り支え続ける尚志(佐藤)と、突然の病に襲われながらも懸命に立ち向かう麻衣(土屋)が迫真の演技を披露。涙を誘う予告映像となっている。
また、映画主題歌を歌うのは、10代、20代を中心に圧倒的な支持を誇り、幅広い世代で今最も注目を浴びるスリーピース・バンド、back number。昨年大ヒットを記録し、 iTunesアルバムランキング1位を獲得したシングル「ハッピーエンド」以来約1年ぶりの新曲&映画主題歌。今回、「人気と実力を兼ね備え、数々のドラマや映画の主題歌を担い、作品の魅力を凝縮させ、かつ増大させるパワーを持っている」という製作陣の意見が一致し早い段階から主題歌の作成を依頼することとなった。
製作陣は改めて 「分かりやすい言葉なのに、深く突き刺さる歌詞の表現力に特に期待していたが、完成した楽曲は我々の想像を超える力強さと、物語を包み込むものとなり、あまりの完成度の高さに皆が惚れ込み、早く多くの人に映画と一緒に楽しんでもらいたい」と語っている。
佐藤健、back number主題歌に「どこからどう聴いても尚志さんの歌」
主題歌「瞬き」の作詞作曲を担当した清水依与吏(back number)、そしてそれを聞いた佐藤健&土屋太鳳、瀬々敬久監督からもコメントが到着。佐藤は、同曲に対し「8年間世界で一番大切な人の側にいれた尚志さんは幸せだったんじゃないかと思います。だってこの曲、どこからどう聴いても尚志さんの歌じゃないですか」とコメント。土屋も「この歌に出会って、聴いて、歌詞を読んだあの朝の瞬間、この歌の中には愛情の正体があるんだって分かりました。ここから先の地球が巡る時間の中で、自分の命をあがきながら生きる人の、そして大切な誰かを守りたい全ての人の支えになる真実の歌だと思います」と感動している。以下、4人のコメント全文だ。
清水依与吏(back number)
奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。なので楽曲としても、なるべく体温を感じる音と血の流れを感じる言葉で構築された力強いものになるよう心掛けました。
佐藤健
8年間も待てるなんて凄い凄いと人は言うけど、もちろん凄いのですが、8年間世界で一番大切な人の側にいれた尚志さんは幸せだったんじゃないかと思います。だってこの曲、どこからどう聴いても尚志さんの歌じゃないですか。back numberの皆様には感謝しかありません。本当に有難うございます。映画を観た後、そんな目線でこの曲を聴いてみてください。
土屋太鳳
私は人としても女性としても、そしてもちろん女優としても本当に未熟者だと思うけれど、この歌に出会って、聴いて、歌詞を読んだあの朝の瞬間、この歌の中には愛情の正体があるんだって分かりました。ここから先の地球が巡る時間の中で、自分の命をあがきながら生きる人の、そして大切な誰かを守りたい全ての人の支えになる真実の歌だと思います。私自身ここから先の人生を、この歌が指し示してくれる何かを忘れることなくあたためながら見つめながら、見つけながら生きていこうと思いますし、大切な人がいるかたは大切な人と一緒に、大切な人を探しているかたは御自分のために、一人でも多くの人にこの歌を聴いてほしいと、心から願います。
瀬々敬久監督
back numberは地方に住む若い人たちのジリジリとした感性を描くのが得意なバンドだと思ってきた。大好きな楽曲の一つに「スーパースターになったら」というのがある。
スーパースターになったら 迎えに行くよきっと 僕を待ってなんていなくたって 迷惑だと言われても スーパースターになって 男らしくなった新しい僕で 迎えに行くから
映画『8年越しの花嫁』につけてくれた「瞬き」も、この感じにすごく近いと思った。麻衣を待ち続けた尚志は、地方に住む普通の無名の人で、彼はスーパースターで決してないのだけど、だからこそ、麻衣を待ち続けたという一点だけで、彼は既にスーパースターなのだ。無名の普通の人こそ、スーパースター。そういう思いがビンビン伝わってきて「瞬き」はまた大好きな楽曲の一つになった。
back numberの皆さん、ありがとうございました!
さらに、全国公開に先駆けて12/9(土)より岡山県にて先行上映が決定。9/14(木)からは映画公式HPにて、土屋太鳳さんナレーションの特別映像(本作のモデルとなった中原夫妻のドキュメンタリー映像)も公開される。
(c)2017「8年越しの花嫁」製作委員会