歌舞伎町の人気ホストが、前代未聞の“ノンアルホスト”に挑戦だ。東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブ「AAA」のホスト兼支配人の神風永遠が、ボクシングのプロテストに挑戦することが9月17日、明らかになった。6カ月のトレーニング後、プロテストを受験する神風は、ホスト業との両立を掲げ「酒を断ちます。お客様にも事情は説明する」と、トレーニングのために断酒するという。ボクシングトレーニングだけでも過酷な中、ノンアルコールで客をもてなし売り上げを作るという、異例の「二足のわらじ」に挑戦する。
![歌舞伎町人気ホストがボクシング・プロ挑戦のために断酒“ノンアルホスト”で両立へ](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/724w/img_c31dc1649a091ea4c5cfdc354551328c328255.jpg)
神風はAbemaTVで5月に放送された「亀田興毅に勝ったら1000万円」に出場。試合前に行われた調印式で「アゴパッカーン系で」とコメントしたことがネット上で話題になり、大きな注目を集めた。試合結果はわずか1ラウンドでKOされたが、その後は同じく挑戦したYouTuberジョーがプロテスト合格を目指す「亀田×ジョー プロボクサーへの道~3ヶ月でデビュー戦~」で、ジョーをサポートする様子が度々見られた。仲間が挑戦する姿に刺激を受け、自らも試練の道を歩んでみたくなったようだ。
1000万円企画やジョーの挑戦を見守ってきたロンドンブーツ1号2号の田村淳も、この決断には唖然。「お店もあるのに、トレーニング始まったら飲まないの?シャンパン開けてもらったりしたらどうするの?」と質問されると「(社長には)許可はもらいました。酒は飲まないです。飲むのはお茶とか。酒を飲まなくてもいいというお客様がいると思うので」と、ノンアルコールでも客を喜ばせ、売り上げを作っていく意気込みだ。
もちろんプロのホストとして、売り上げ減はシビアに見ている。「これでナンバー(売り上げ順)が下がるのもかっこ悪い。うまく両立したいですが、目に見えて難しいとは思う。収入も1/3ぐらいは減る」と覚悟はしている。現在午前中から出勤している神風は、正午から午後2時ごろに仕事を終えた後、ジムのトレーニングを行う日々を送るという。
ホスト出身のプロボクサーは過去にもいるが、現役ホストのプロボクサー誕生となれば、業界初の可能性大。さらにノンアルコールのままホストとして売り上げをキープできたとなれば、超変則の“2階級制覇”の快挙だ。今後の神風の動向は要注目だ。
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