タイトルマッチがラインナップされるビッグマッチが続いている新日本プロレスは、9月24日に神戸ワールド記念ホール大会を開催した。
この大会のメインは、ケニー・オメガvsジュース・ロビンソンのIWGP US王座戦。G1クライマックス公式戦ではジュースが勝利しており、王者・ケニーにとってはベルトをかけたリベンジ戦だ。
左ヒザの負傷で今シリーズを欠場していたケニーだが、やはりその底力は凄まじかった。ジュースの足攻めに苦しみ、30分を超える激闘となったものの、最後に繰り出したのはなんと雪崩式の片翼の天使。この衝撃的な大技でタイトル防衛に成功したケニー。G1では連覇を逃し、ケガもあったが、やはり新日本の“最強外国人”なのは間違いない。
そんなケニーに、YOSHI-HASHIが対戦表明。昨年あたりからシングルプレイヤーとして評価を高めているYOSHI-HASHIだけに、ここで大きな結果を出したいところだ。
また今大会では、3つのビッグマッチで連続して行われてきたIWGPタッグ王座3WAYマッチも。過去2試合では王者・ウォーマシン(レイモンド・ロウ&ハンソン)が勝ってきたが、今回ついに王座移動。鈴木軍のランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.のタッグ「KES」が必殺の合体技キラーボムを決めて戴冠を果たした。鈴木軍は今年、新日本マットにカムバックしており、KESは3年8ヶ月ぶりのIWGPタッグ王座獲得となった。
ケニー、KESとトップ外国人たちが実力を見せつけた9.24神戸大会。秋の最大の闘いとなる10月9日の両国国技館大会では、オカダ・カズチカvsEVILのIWGPヘビー級選手権、さらにG1覇者・内藤哲也vs石井智宏のIWGP挑戦権利証争奪マッチが行なわれる。
この2試合も、G1で生まれた因縁を精算するマッチメイク。この闘いから、来年の1.4東京ドームも具体的に見えてくる。さらにIWGPインターコンチネンタル王座に関しては、チャンピオンの棚橋弘至が次期挑戦者に飯伏幸太を指名しており、こちらの行方も気になるところ。目が離せない闘いが続く。
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