日本野球機構(NPB)と労組日本プロ野球選手会が10月6日、都内で事務折衝を行い、シーズン後に行われる契約更改交渉の際に、前日までに球団側から選手に金額を口頭で伝えることで合意した。
7月に選手会が提出していた、金額を事前に書面で通知する要望は受け入れられなかったが、1年目の選手や初めて1軍出場を果たした選手には、査定方法なども説明することになった。
選手会の嶋基宏会長(楽天)は、特に若手選手が短い時間で交渉することが困難であることを訴えており「選手から非常に不満が出ていたところ。(合意は)100%満足するものではないが、少しずつ進んでいくと思います」とコメントした。選手会の事務局は、契約更改が行われた後、実際に事前の口頭通知が行われたかなど、ヒアリングをする予定だ。