10月15日は、日本の東西でMMAのビッグイベントが開催される。「西」はもちろんRIZINの福岡大会。「東」は修斗の舞浜アンフィシアター大会だ。
RIZINは全16試合の特大ボリュームだが、マッチメイクの全力投球ぶりでは修斗も負けていない。本戦12試合中、タイトルマッチが4試合という豪華さだ。タイトルマッチのラインナップは、以下の通り。
メインイベント・世界フライ級チャンピオンシップ5分5R]
扇久保博正(王者)vsオニボウズ
セミファイナル・世界バンタム級チャンピオン決定戦
佐藤将光vs石橋佳大
世界ストロー級チャンピオン決定戦
澤田龍人vs猿田洋祐
環太平洋フェザー級チャンピオンシップ
高橋 遼伍(王者)vs青井人
メインでは扇久保が登場。昨年はUFC契約をかけたトーナメント・TUFに参戦して準優勝と、あらためて実力を評価されている。対するオニボウズは5連勝中。6月の大阪大会では無敗の新鋭・覇彌斗に初黒星をつけた。佐藤と石橋は環太平洋から世界へ、かけるベルトを変えてのリマッチ。前回はドローだったため決着戦となる。ヒジも含め強烈な打撃を武器とする佐藤と、常に激闘、体力の限界まで闘い抜く石橋。世界戦の5ラウンドという長丁場もポイントになりそうだ。
ストロー級の世界王座決定戦では、過去タイトル獲得に失敗した経験のある2人がキャリアを積み上げ、悲願の戴冠を狙う。
フェザー級の高橋vs青井も注目カード。自分の試合を「解体ショー」と呼ぶ高橋は、強烈なローキックが最大の武器。ディフェンス技術が浸透し、かつ蹴り足を取られるリスクがあるMMAでローで相手を倒せる選手はかなりレアだと言える。今回は寝技で一本勝ちを狙うとも語っており、その闘いぶりが気になるところ。対する青井は躍進が著しい修斗新世代のトップランナーの1人。児山佳宏、タクミと格上のベテランを倒してタイトル挑戦が決まった。
さらにノンタイトル戦でも、リングネーム通りの豪快なパンチで連続KO勝利中の魚井フルスイングが登場、第1試合で世界ライト級王者・松本光史とランキング4位・大尊伸光が対決など見逃せないカードばかり。奇をてらってはいないが、そのぶん勝負論と内容の濃い、日本MMAの最前線の闘いが味わえそうだ。
「10.15 プロフェッショナル修斗 舞浜大会」は10月15日(日)14:30~AbemaTVで生中継。