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(UFOを待ち続けるジョディ・ペンダービス氏)

 「私はこの街でちょっとした有名人だ」アメリカのサウスカロライナ州ボウマンに住む男は語る。彼はいつもUFOを見逃さないように空を見上げている。本人曰く「街の人からは変人扱いされているだろう、だが気難しい人間ではないとわかっているはずだ」と言う。

 彼の名はジョディ・ペンダービス。町のはずれにあるUFO・ウェルカム・センターの代表だ。このセンターは宇宙人を歓迎するためのものだ。地球ではなく宇宙からの客人のためのセンターである。

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▷毎週金曜夜11時からAbemaTVの「Documentaryチャンネル」ではVICEを放送

【10月20日(金)夜11時放送】

▶︎【金曜夜11時はVICE】幻覚を誘うネパールの蜂蜜 他
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「デートがない日は毎晩宇宙船で寝る」

 ジョディは「もしUFOが現れたらぜひ地球に降りてきてほしい、そのために宇宙船に似た建物を作った。目につきやすく、宇宙人が見たら俺たちの宇宙船だ、無事か確かめようと驚くに違いない」という。内部には実験段階のエンジンルームがある。しかし、宇宙からエンジンがまだ届いていないため、現在は作業場として使用している。この宇宙船の船長でもあるジョディから1つ注意があった。

「この宇宙船の船長として注意しておこう。宇宙人が来たら彼らと話すのは私だ。彼らの発言はすべて私と彼らだけの極秘情報となる」

 2階の電力制御室には、レーダーがあり「宇宙で使用されるケーブルと同じものを使用している」とジョディは話す。

 ジョディの“宇宙船”は一見安全そうだが、風が吹くと揺れてしまう。“宇宙船”は車のジャッキのようなものとベニヤ板の切れ端で支えられていて、建物が崩れる危険性もある。ジョディに「建物が崩れてこないか心配ではないですか?」と聞いた。彼は「絶対に大丈夫、竜巻のような大きな嵐を3度経験したが、宇宙船は無事だったからだ」と答えた。そして「デートがない日は毎晩宇宙船内で夜を過ごす」という。

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 ジョディは1999年にUFOを見たという。「空を見上げていて気がついた。不思議だ。月が2つ出てる。しかも1つがこっちに近づいてくる。それは青っぽくて巨大な丸いボールの形をしていた。この目で見たからには信じるしかないだろう?」

 その後、青いスーツを着た連邦保安官が2回もジョディを訪ねてきた。1度目は1999年で彼がUFOを目撃したあとで、UFOに関する質問をしてきたという。しかし、ジョディは「宇宙人など知らない」と間抜けな振りをした。

 設計図や計画書なしで“宇宙船”の工事を進めているジョディ。よって、町から彼に建設許可や運営許可が出ない。ちゃんとした基礎工事はしておらず、配線も自己流であちこちに電球がぶら下がっている。ジョディの目当ては人間でなく宇宙人だから、建物の安全性は問題がないらしい。宇宙船を建て始めてから14年が経ち、ジョディは「どんな家よりも頑丈である」と語る。

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 AbemaTV(アベマTV)のDocumentaryチャンネルでは10月20日(金)夜11時から『VICE』を放送。UFOマンとして町長に立候補するジョディ。果たして政界進出となるのか、詳細は番組でチェック。


(AbemaTV/Documentaryチャンネル『UFO ウェルカム・センター』より)

 原題:UFO Welcome Center(2013)

(C) 2013 VICE MEDIA, INC.

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