今年3月にエース・HARASHIMAから DDTトップの証であるKO-D無差別級王座を奪い、激闘の連続で防衛を重ねてきた竹下幸之介が試練の一戦を迎える。10月22日の後楽園ホール大会、歴代最多防衛記録をかけて対戦するのは、 DDTの象徴と言うべき男色ディーノだ。

この記事の写真をみる(2枚)

(ボディビル大会出場に向け前哨戦の最中も減量していた竹下(中央)。タイトル戦はベスト体重で臨む。)

ディーノは8月の両国国技館大会で“大社長”高木三四郎を下し、 DDTにおけるリング上の全権を掌握。プロデューサーに就任し、ノアの丸藤正道と「工場プロレス」で対戦するなど独自のマッチメイクを行なってきた。中には「Pのお戯れ」と題してのイケメン若手選手とのシングルマッチも。

もともとの人気に加え「男色P」としての手腕もあって、ディーノは今年のDDT総選挙で個人部門1位を獲得。その特典として竹下への挑戦が決まった。プロデューサーとして、竹下にvs佐々木大輔・大家健という異色の3WAYトリプルタイトルマッチを課したことがあるディーノだが、今回ついに直接対決が実現するわけだ。

DDTの今とこれからを担う竹下にとって、総選挙1位、すなわち“民意”を後押しに挑戦してくるディーノとの闘いはまさに難関だ。心技体だけでは勝てない相手であり、厄介さという意味ではディーノは最凶のチャレンジャーだと言えるだろう。

対戦に向け、ディーノは竹下にこう語りかけた。

拡大する

(竹下に「生き様」を問いかけたディーノ。新技「ストラングルP」も開発。)

「私にとってプロレスは生き様をぶつける場所。私にはこれしかない。この生き方しかない。アンタが頑張ってるのは知ってるけど、それが伝わってないのよ。私はアンタに生き様をぶつける。アンタも生き様を見せつけなさい」

高い身体能力を持ち、器用さもあるだけに気持ちが伝わりにくい面がある竹下。しかし幼少時代からの生粋のプロレスファンであり、そもそもDDT入門を目指したきっかけの一つが、ファン時代に入場中のディーノに唇を奪われたことだった。前哨戦では掟破りの逆男色殺法を見せる場面も。

「防衛を重ねて、絶対王者になっていくことはぶらさない」と竹下。彼には彼の理想像がある。ボディビルの大会に出たのもその一つだろう。減量も含め極限まで肉体を磨き上げ、他の選手には真似のできない道を進んでいる。それがDDTらしくないと言われるなら、自分が新しい DDTのイメージを作ればいい。それが竹下のスタイルだ。

10.22後楽園では、多くの観客がディーノに声援を送るはず。その中でディーノが「勝つ」ためにどんな闘いを見せるか。竹下がDDTのチャンピオンとして何を表現するか。大きなテーマを持つ一戦だ。

文・橋本宗洋

「DDT Special 2017」は10月22日(日)11:30~AbemaTVで生中継

DDT生中継直前特番「山里亮太の徹底解剖!DDT」 | AbemaTV(アベマTV)
DDT生中継直前特番「山里亮太の徹底解剖!DDT」 | AbemaTV(アベマTV)
プロレス団体DDTをまだ知らないあなたのために、“DDTマニア”の山里亮太が「DDT」の魅力をゆる~く、しっかり教える90分!これを見ればあなたももっと“DDT”の生中継が楽しくなること間違いなし!
DDT Special 2017 東京・後楽園ホール | AbemaTV(アベマTV)
DDT Special 2017 東京・後楽園ホール | AbemaTV(アベマTV)
10月22日、後楽園ホールで開催する「DDT Special 2017」を生中継! KO-D無差別級選手権試合竹下幸之介vs男色ディーノ、DDT EXTREME級選…
格闘チャンネル | AbemaTV(アベマTV)
格闘チャンネル | AbemaTV(アベマTV)
AbemaTVの格闘チャンネルで現在放送中の番組が視聴できます。
見逃した格闘の番組が見放題 - Abemaビデオ | AbemaTV(アベマTV)
見逃した格闘の番組が見放題 - Abemaビデオ | AbemaTV(アベマTV)
見逃した格闘の番組や、、「9.18 K-1 WORLD GP KO特集」、「K-1特別番組」、「PANCRASE 2016-2017 (録画)」、「UFCファイトナイト・ジャパン PRELIMS 最新試合」、その他多くの人気作品を好きな時に何度でもお楽しみいただけます。今なら1ヶ月無料体験を実施しています。
この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)