人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役などで知られる声優の後藤邑子さんが26日に自身のブログを更新。OVA(オリジナルビデオアニメーション)によって映像化された、人気作家・西尾維新氏のデビュー作『クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い』の打ち上げに、後藤さんも参加したことを報告した。

アニメには千賀てる子役として出演した後藤さん。ブログの冒頭では「きらきらした素敵な会場でアニメの打ち上げがありました。作品の打ち上げに出たの久しぶり!それだけ、現状、たくましく元気ってことです」と、自己免疫疾患で闘病を続けていた体の調子も今は良くなっているようで、久しぶりの打ち上げ参加となったことを報告。「大好きなビールをいただいて、緊張しつつキャスト登壇挨拶もして、制作、製作側の皆さんの話を聞いて、原作者の先生、馴染みのキャストや馴染みの監督さん達とお喋りして、気持ちもお腹もいっぱい」と満足げだ。
今回OVAによって映像化された原作小説『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は、2002年に初刊行された。後藤さんは「原作小説を読んでからはや十数年、こんな日が来ることはまったく想像していませんでした」と感慨深げにつづり、続けて「この作品は出版されてからアニメ化までの時間が長かったそうです。凄腕の製作陣を揃えて、満を持してのスタートを切ったのだそうです。そしてアフレコが始まったのが去年。例えば、私が実家で療養していたり、新規作品には挑戦しないでいた時期に、何も知らないまま、当然いっさい関われないまま、この作品がアニメ化されてしまっていたら私はきっとハンケチを噛みしめたことでしょうから。このタイミングは願ってもないタイミングだったのです。なんかもう、いろいろなものにオラ感謝できる」と休養からの復帰、『クビキリサイクル』との出会いのタイミングに込み上げてきた万感の思いをつづった。
打ち上げについては「OVA『クビキリサイクル』全8巻完成の打ち上げとても楽しかったです!嗚呼でももっと長い時間…もっと沢山みんなと話したかった…!ラインとかの交換もしたかった…!(※時間云々でなくこの辺りは私のビビりな性格上の問題です)と言う余韻も残しつつ、打ち上げ、堪能してきました」と、冒頭の満足気なコメントとは裏腹に“後悔”も明かした。
ブログでは「高貴な雰囲気漂う会場だったため全員で写真撮ろうぜ~!的なフランクなノリは無く(笑)終わりがけに三姉妹でだけ隅っこでこっそり撮りましたよ。桑谷夏子ちゃんと新谷良子ちゃんと表紙ジャケットを意識した構図で。ワーイ」というコメントと共に、同作で3姉妹メイドとして共演した桑谷さんと新谷さんと写ったスリーショットも公開している。


