第30期竜王戦七番勝負の第2局が10月29日、岩手県大船渡市の大船渡市民文化会館で再開した。第1局は挑戦者の羽生善治棋聖(47)が、渡辺明竜王(33)に勝利。羽生棋聖は、今回竜王となれば永世竜王の資格を獲得、8大タイトルのうち今期から加わった叡王を除く7つのタイトルで永世資格を持つ、史上初の「永世七冠」を達成することになる。
 羽生棋聖と渡辺竜王の対戦成績は計70局を数え、羽生棋聖の36勝、渡辺竜王の34勝とほぼ互角。直近では、羽生棋聖が5連勝している。竜王戦七番勝負は持ち時間が各8時間の2日制。AbemaTVでは、今回の七番勝負を対局開始から終了まで生中継する。