「200万人単位の大阪府知事選、50万人単位の大阪市長選では勝たせてもらったけど、僕は国政選挙には通らない。地元の近いところで僕を応援してくれるひとそんなにいないと思う。国会議員は10万人単位の選挙だから」
26日にAbemaTVでスタートした『橋下徹の即リプ!』。橋下氏がお酒を楽しみながら、番組公式Twitterに寄せられる投稿にリアルタイムに反応していくというコンセプトの生番組だ。初回放送日は衆院選の直後ということもあり、視聴者からは「議員として復活しないのか」との質問が番組公式アカウントに寄せられた。
橋下氏は「国会議員に向かないんですよ。僕はどんどん仲間が減っていくからね(笑)維新の会の50人くらいで鶏鍋を食べに行ったことがあるんです。10分くらいったら松井さんの周りには二重三重に人がいて、僕は一人で鍋つついてて。その時、僕が代表、松井さんは幹事長 ですよ(笑)。松井さんの態度、振る舞いこそが政治家。有権者の人たちは『あいつ、なんかムチャクチャやりそうやで』と僕のことを応援してくれてます。特に大阪の人は。でも、距離が近くなればなるほど、『こいつとはやってられへん』となると説明。
MCのサバンナ高橋茂雄から「民意の風が吹いても?」と聞かれても「それはない。僕は都構想の住民投票で負けたときに、政治的には死んだ。司馬遼太郎の合戦物じゃないけど、時代が時代なら首を刎ねられて淀川の河川敷に置かれてる」。
さらに高橋が食い下がり「首相になってほしいランキングでも上位ですよ?嬉しくないんですか?」と突っ込むと、「嬉しいか嬉しくないか って言ったら、応援してもらえるのは嬉しい。でも自分じゃなくても、他にやれる人はいるから。本当に腹が立ったら…」と態度を軟化。「高橋がそれをツイートしてくださいよ!」と畳み掛けると、橋下氏は「ウイスキー濃い目を2杯ストレートでいってるからな」と冗談交じりに言いながらも「ほんまに腹立ってどうしようも、もう誰もやってくれへんって話になれば、またそこで燃えるかもです!」とツイートしていた。
ほんまに腹立ってどうしようも、もう誰もやってくれへんって話になれば、またそこで燃えるかもです!
— 橋下徹の即リプ!番組アカウント (@abematv_sokurep) October 26, 2017
また、衆院選前後の混乱から、分裂の危機に瀕している希望の党について話が及ぶと、橋下氏は「前原さん、小池さんの行動は大きく評価している。二大政党制を作るために、民進党を整理しないといけない。政治家の人間関係は友達じゃないから、日本のためになるんだったら、政治家の人間関係よりも日本のためになる行動をしなければならない。当然そこには政治のかけひきがある。前原さん、小池さんにとって結果はうまくいかなかったけど、民進党を整理できたことは評価しますよ。二大政党制やるためには批判を受ける覚悟がいる」とコメント。「インテリぶったやつは上から目線でくるから腹立つ」とも述べていた。
(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)