トップ戦線を日本人が占めることの多かった新日本プロレスだが、US王者のケニー・オメガを筆頭に、現在では海外からも強豪が続々と参戦している。そんな中で行なわれるのが、11.5大阪大会でのIWGPジュニアヘビー級選手権、王者ウィル・オスプレイvsマーティ・スカルだ。
2人はともにイギリス出身で、新日本参戦前からのライバル。キャリアはスカルのほうが上だが、新日本で先に成功したのはオスプレイだ。オスプレイは超絶テクニックの空中殺法を武器に昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで優勝。今年は10月の両国大会でKUSHIDA超えを果たし、ベルトを巻いた。
そんなオスプレイを、10月30日の公開調印式で「ハイフライヤーとしては世界一だが、それだけ」とこき下ろしているスカル。対するオスプレイは「俺のキャリアはまだ5年だが、その中でマーティ・スカルが12年間で成し遂げた以上のことを達成したんだ」と実績の違いを強調。また「ヒーローは悪役に勝つもんだ」とも。
新日本ジュニア戦線の幅の広さ、それに海外へのアピールと、この試合が持つ意味は大きいものになりそうだ。また11.5大阪大会では、鈴木みのるvs矢野通のNEVER無差別級選手権も。こちらは日本人ヒール対決と言える。
公開調印式も荒れ模様になるかと思いきや、なんと矢野が「所要により」欠席でビデオメッセージのみでの登場。鈴木の闘志をスカしてみせた。これに鈴木は激怒。タイトルマッチに向け、すでに心理戦は始まっているようだ。
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