DDTの女子レスラー・チェリーが、ブログのリニューアルをきっかけにプロレスラーになるまでの半生を振り返っている。
子供の頃からプロレスファンで、女子プロレスラーになるのが夢だったチェリー。その準備として柔道を始め、推薦で高校に進学するまでになったが、怪我でプロレスラーへの道をあきらめてしまう。
その後、プロレスではなくキャットファイトに参戦するようになり、プロレスのリングにも登場。ただ本人はそこで満足しなかった。
「これはあくまでもキャットファイターとして声をかけていただき、
キャットファイターとして、
プロレスのリングで試合をしている、というものです。
プロレスラーではない。」
だから、キャットファイターではなく、マスクマンとして正体を隠しての参戦でもなく、チェリーとしてDDTで試合をした時が正式なプロレスデビュー。それが13年前、30歳の時のことだ。このあたりのこだわりが、プロレスへの姿勢にも出ているのだろう。
かつては年齢非公開で、何歳なのかがたびたびネタにされてきたチェリー。得意技の一つは「熟女でドーン!」であり、大外刈りで投げる時には「どっこいしょ」と声を出す。が、そのアンチエイジングぶりがメディアに取り上げられたことも。他団体参戦やDDTの女性向けプロレス教室の指導でも評価が高い。
夢を追いかけるのに、早いか遅いかは関係ない。紆余曲折あった異色のプロレス人生は、現在のプロレス界の多様さを表しているようでもある。