座間9遺体事件で考える若者の失踪とネガティブな裏垢投稿 2017/11/05 05:33 拡大する 神奈川県座間市で男女 9人の遺体が見つかった事件。白石隆浩容疑者の部屋からは9人分の頭部の他、約240本の骨が発見された。しかし頭部は腐敗が進み、骨も切断されているため、DNA採取は困難な状況だ。被害者の特定に繋がる情報が乏しい中、警察には各地の行方不明者の家族から「我が子ではないか」という悲痛な問い合わせが殺到しているという。 『失踪の社会学』を上梓したばかりの中森弘樹氏(日本学術振興会特別研究員)は「報道では事件の凄惨さや犯人の異常性がクローズアップされているが、この事件は容疑者と被害者の関係性を抜きに語ることはできないと思う。つまり、2カ月の短期間で次々と手にかけられるような関係性を築くことができる社会状況だということが問題の本質ではないか」と指摘する。 続きを読む