第30期竜王戦七番勝負の第3局が11月4・5日に群馬県前橋市の臨江閣で行われ、渡辺明竜王(33)が羽生善治棋聖(47)に勝利した。渡辺竜王は今回の七番勝負で初勝利。成績を1勝2敗とし、対羽生戦の連敗を6で止めた。
七番勝負は羽生棋聖が第1、2局を制し一気に「永世竜王」さらには前人未踏の「永世七冠」に王手をかけるか注目されたが、この日は永世竜王の資格を持つ実力者が本領を発揮した。2人の対戦成績は72局で、渡辺竜王の35勝、羽生棋聖の37勝となった。
竜王戦七番勝負は持ち時間が各8時間の2日制で行われる。第4局は11月23・24日に、新潟県三条市の嵐渓荘で行われるAbemaTVでは、今回の七番勝負を対局開始から終了まで生中継する。
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