民主党政権時代には衆参合わせて400人以上の国会議員がいた民進党。分裂や落選が相次ぎ、今や議員数は65人にまで減少した。現状では、ほとんどの議員が参議院議員で、衆議院議員は無所属で総選挙に立候補した岡田氏や野田氏など約10人程度が党籍を持っている状況だ。
 党の分裂を招いた責任を取り代表を辞任した前原氏に代わって無投票で選出されたのが、大塚耕平・参議院議員だ。"元祖中間派""敵がいない"とも言われる大塚氏は先月31日の両院議員総会で「次期総選挙において、立憲民主党、希望の党、そして私たち民進党を中心に政権交代を実現しなければならない」と述べ、分裂した勢力の再結集に期待を込めた。これに呼応したのか、希望の党の共同代表選に意欲を見せる大串博志衆議院議員も「目的を同じとする野党と連携していくこと、統一会派を組むことも考えていく」と述べている。