11月12日に放送を開始する「格闘代理戦争」(AbemaTV)。K-1/Krush/KHAOSを運営するK-1 JAPAN GROUPが優勝者と即契約を交わし、賞金300万円を手にすることができるというK-1ファイター登竜門企画だ。
エントリーする無名選手たちは「代理戦争」というタイトル通り、レジェンドファイターたちが太鼓判を押す「逸材」ということで、山本KIDと魔娑斗が推薦枠に選手を送り出すことが決定しているが、日本人ボクシング重量級のレジェンド、西島洋介が候補者を擁立することが明らかとなった。
WBF世界クルーザー級王者など、日本では珍しい重量級ボクサーのパイオニアだった西島が「自力がある、底から湧き上がる力みたいなものがあること」と自身の推薦の条件に挙げるのはなんと高校一年の実の息子。「(自分でミットを受けて)こんなにパンチが強いと思わなかった」「私より背が高いしセンスもある」と語る通り、身内びいきではなく未来のスター候補。
K-1のリングではピーター・アーツとレイ・セフォーというヘビー級の強者相手に、総合格闘技ではマーク・ハント、吉田秀彦、メルビン・マヌーフなどと対戦、勝利をつかむことはなかった西島だが「ボクシング引退後にリングにあげてくれたK-1には感謝しています」と語る。
自身の経験から「K-1の3ラウンドには戦略が必要」と語る通り最愛の息子に、自らの経験を授け勝ち上がってくる可能性も十分に考えられる。日本ヘビー級の第一人者の息子となるとその血統はあなどれない。詳細は「格闘代理戦争#1」で明らかになる。