テレビのゴールデンタイムで活躍を見せるタレント・久本雅美と柴田理恵。この2人を輩出したのが「ワハハ本舗」だ。小劇場ブームのさなかの33年前、産声を上げた。テレビでは見られない過激な内容が観客に受け、人気劇団へと成長を遂げた。舞台を見た観客は「やっている内容は下品なシモネタ的な感じもあるけどそれがいやらしくない」「日頃を忘れて思いっきり笑える所。ハッピーになれる感じが大好き」と絶賛する。
そんなワハハ本舗の創業者が喰始(たべ・はじめ)だ。数々の伝説的な番組の放送作家で、ワハハ本舗では作・演出を手がけるだけでなく、自ら出演して踊りも披露する。劇団員からの信頼は厚く、"看板女優"の久本も「箸にも棒にもかからない私のような者をずっと面白いと信じ続けてくれて。"絶対面白い"って励まし続けてくれて、持っているものを引き出してくれた。本当に感謝している」と話す。