橋下徹氏が、16日に放送された『橋下徹の即リプ!』で、自治体の首長になったときの感想明かした。

「なんでもできると感じてしまう。でも、僕は絶対そうなってはいけないというのを司法試験の勉強で学んだ。権力というのは本当に危ない麻薬で、これを抑えるのが憲法だと徹底的に勉強してきたつもり。つねに権力は危険なものだという意識でやってきた」。
また、著書で自身について批判的な記述をした渡邉恒雄・現読売新聞グループ本社主筆と会食をしたエピソードを披露。
「渡邉さんだって独裁者じゃないかと思ったんだけど、やりとりをするうちに、パレスホテルで食事をすることになった。当時、日本維新の会が石原慎太郎さんと組むかどうかという時期で、巷では100議席獲得すると言われていた。どのくらい取れると思うかと聞かれたので、『30くらいだと思います』と言ったら、『安心した、それだけ聴きたかった』とおっしゃった。政治というのは戦さだから、常に自分の力を客観的に見る能力がないとできない」。
その上で「だから安倍さんの基本的な方向については賛成だけど、北朝鮮問題では違う。遠く離れた安全なところにいるアメリカは圧力だというのはわかるけど、日本からはすぐそこなのに、同じ調子でやっていていいのか。それは違うと思う。もし戦さになったとき、日本が耐えられるだけの力があるのか。確かに今、抑止力は効いてるとは思うけど、こちらがものすごい圧力をかけたからといって核を放棄するかといったらそんなことは無いと思う。金正恩は『頭下げるくらいだったら死んでもいい』と思っているはず。昔、中国のトウ小平は『韜光養晦』といって、今は自分たちは力を蓄える時期だと言ってずっと我慢した。その後、習近平になって中国はぐっと伸びてきた。日本も今は力を蓄える時期で吠える時じゃない」と指摘した。
(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)


