「議論もしないで、『アメリカの核の傘があるから大丈夫だよね』『ミサイル防衛があるから大丈夫だよね』で、本当に日本の独立と平和っていうのは達成されるんだろうか。きちんと議論もしないで北朝鮮の脅威ばかり言い募ってもどうにもならんのではないか」「本当にいよいよ有事になって、とんでもない判断をするより、今きちんと議論することが、日本国のためだ」。
核兵器を「持たず・作らず・持ち込ませず」という"非核三原則"は、今から半世紀前の1967年に佐藤栄作総理が表明したもので、国会でも決議され"国是"とされてきた。この功績を評価された佐藤総理は、後にノーベル平和賞を受賞している。しかし、北朝鮮の脅威が増す中「持たず・作らず・持ち込ませず」に加えて「議論せず」の"非核四原則"でいいのだろうかと問題提起するのが、元防衛大臣の石破茂衆議院議員だ。