2017年もあとわずか。秋の学園祭シーズンもそろそろ終わろうかという季節ですね。こと大学の学園祭では、毎年麻雀サークルの催しが盛り上がっていることをご存知ですか?今年も全国の大学で、麻雀を愛する大学生たちによる様々なイベントが行われています。
サークルのオリジナル戦術書や機関紙を展示、販売したり、麻雀教室、麻雀クイズ大会などを行ったりして、日ごろの研究の成果を発表する学生たち。近所の麻雀店や企業から自動卓を借り受けたり、子供向けの麻雀教室を開催したりと、地域での麻雀つながりを広げる役割も担っています。中でも繁盛するのは、豪華ゲストプロを呼んでの模擬雀荘。プロに会って実際に対局することができる貴重な機会です。
白鳥翔プロ(日本プロ麻雀連盟)は、今年初めての学園祭訪問! 日本の最高学府である東京大学の麻雀サークルからラブコールを受け、今回のゲストが実現しました。大学生になってすぐ麻雀プロ活動を始めた白鳥プロは、自身が大学生の間に学園祭に参加することはありませんでした。正真正銘はじめての大学祭で、麻雀を通じて若い方とお話できるのがとても楽しみだそうです。
その白鳥プロの出身校である慶応大学の三田祭に、今年で連続5回目の訪問となるのが、仲川翔プロ(RMU)です。仲川プロは、インターネット麻雀「天鳳」最高到達段位九段の実力者。プロもアマチュアも参加するネット麻雀の世界で、長年にわたって積極的に若いアマチュアプレイヤーたちと交流を図ってきました。
天鳳を通じて知り合った慶応大学の学生から相談を受け、麻雀サークル立ち上げに関してアドバイスしたことがきっかけで、慶応大学麻雀研究会の特任講師となって、学園祭にも毎年参加することに。大学生同士のつながりで翌年から東京電機大学でも模擬雀荘のゲストに呼ばれるようになり、そちらも今年で4年連続参加となる、学園祭常連プロになりました。自身が法政大学の麻雀同好会を立ち上げた経験もあり、毎年の学園祭のゲストは、学生時代を思い出してとても楽しい気持ちになるそうです。
他にも、佛教大学、神戸大学など、ゲストを迎えた模擬雀荘を行う大学は毎年たくさんあります。学生たちの間では、有名プロはもちろん、その大学出身のプロや、年齢が近い若手プロ、インターネット麻雀の高段者プレイヤーが人気です。大学の学園祭は、もちろん年齢制限なく入ることができるので、普段は麻雀店を利用できない高校生以下の麻雀ファンも参加できますよ!観る雀の皆さんも、近くの大学や好きな麻雀プロの情報をチェックして、ぜひ足を運んでみてください。【麻雀キャスター・小林未沙】