DDTのAbemaTVレギュラー中継がアナウンスされた11月22日の会見では、グループ団体・東京女子プロレスのビッグマッチ“イッテンヨン”こと1月4日の後楽園ホール大会も生中継されることが発表になった。
これまで男子のプロレス団体、MMA、立ち技は中継されてきたAbemaTVの格闘チャンネルだが、女子プロレスはこれが初。個性派レスラーが多い東京女子の中で、この“イッテンヨン”ではシングル王座TOKYOプリンセス・オブ・プリンセスのタイトルマッチが行なわれる。
現在のチャンピオンは、タレントとしても活躍中の“筋肉アイドル”才木玲佳。これまでも「東京女子プロレスの名前を世間に広めたい」と語ってきた才木は「たくさんの人たちに東京女子プロレスを知ってもらえるチャンス。たくさんの人が見ている中、最後にチャンピオンベルトを巻いている姿を見せたい」と意気込みを語った。
挑戦するのは11.23新宿FACE大会で行なわれる第2代王者・優宇vs初代王者・山下実優の勝者。現在アイアンマンヘビーメタル級王座を保持する優宇は「2冠を狙います」とコメント。また山下は「アメーバTV」と間違えつつ、AbemaTVを「普段から見ています」とアピールしていた。
会見には伊藤麻希&瑞希の「伊藤リスペクト軍団」が乱入。「呼ばれてないから来たよ」という伊藤は、アイドルユニットLinQ卒業以降“クビドル”を自称してきたが、ここにきて「1万年に一度の逸材」を名乗り「(AbemaTV)格闘チャンネルはかわいい子が出てない。これがきっかけで見つかるんじゃないか」と独自の展望を語った。「いつもAbemaTVで『クレヨンしんちゃん』を見てます」という瑞希は「伊藤さんのかわいさを全世界に」と目論む。
また、伊藤リスペクト軍団はアイドルとしての活動も開始。会見翌日にして試合前の11月23日午前中のライブ出演が決まった。この無茶なブッキングは東京女子プロレスの代表にして伊藤リスペクト軍団マネージャーの甲田哲也氏によるもの。
甲田氏の「伊藤さんはスーパーアイドルだからできますよ」という言葉に思わずその気になった伊藤は、アイドルとして「ジャンルは『伊藤』」、「LinQは伊藤への理解がなかった。いずれLinQと闘いたい」とも。AbemaTVの会見でも、東京女子プロレスの“らしさ”が全開になった。