次世代のK-1ファイター発掘する格闘リアリティ番組「格闘代理戦争」。トライアウトを開催しているのが、元K-1 MAX王者の魔裟斗だ。
30名近くの応募者の中には、格闘技経験はおろか年代別の王者になったり海外での格闘経験者も応募して来た中、魔裟斗がトライアウトという方法を取ったのは何故だろうか?
エピソード#2で、一次審査で選ばれたのは柔道経験者・高田寛也、キックの主力団体「REBELS」アマチュア大会でMVPを獲得した樽床尚希、サッカー歴10年の冬澤悠大、キック歴8年の会社員・吉村智、アマチュアキック「J-NETWORK」王者の松村英明、2017年「K-1甲子園」ベスト4・野口隆希、かつての魔裟斗のライバル、ブアカーオ・ポー・プラムックの元でムエタイを学び王者経験もある山本大雅、自己破産して崖っぷちの男・西村一樹の8人。
準備期間に自主的に体を絞り込んで来たメンバーに前回こそ厳しい言葉を投げかけた魔裟斗も「思ったよりいい」と野口や吉村など前回まで注目していなかった複数の選手を名指しで褒めるなど感触は良いようだ。前回の体力測定とはまた違った意味でやる気や、リングから遠ざかってきた選手たちの感覚の戻りや、体の絞込みにも満足した様子だ。
今回はさらにこのメンバーから絞り込む第二次審査。ここに来て、かなりユニークかつ実践的な選定方法が明らかになる。ミット打ちで8人それぞれの能力を見極め、相応の組み合わせを選定、4組に分かれて実戦のスパーリングで争うという過酷モードとなる。格闘未経験者同士や敢えて今回気になった選手同士をカップリングさせ戦わせるなど魔裟斗ならではの短期集中型かつ実戦に特化した特訓プログラムのようにも感じられる。
最終的には一人が選ばれ、残り7人は去らなければならない魔裟斗トライアルだが、敢えて競わせて強い選手を育て送り込む、そんな魔裟斗の意図が透けてくる内容となりそうだ。
この模様の詳細は26日に放送される「格闘代理戦争#3」(AbemaTV)で明らかになる。