北朝鮮による火星15の発射を受け、アメリカのヘイリー国連大使は29日、国連本部で「今日全ての国が北朝鮮とのあらゆるつながりを断つことを求める」と述べた。トランプ大統領も北朝鮮との後ろ盾とも言える中国の習近平国家主席に電話をし、北朝鮮への原油輸出を制限するように要請するなど、次々と強硬手段を講じている。
 しかし中国外務省の耿爽報道官は29日、「北朝鮮のミサイル発射について厳重な懸念と反対の意を表明する」と述べたものの、1日には「中国とアメリカは共に朝鮮半島の平和と安定を維持することでは同じ立場だ。北朝鮮の核問題に関して中国はロシアと立場が一致し、密接な連絡と協議を保っている」と述べ、北朝鮮との国交断絶についても否定的な立場を示している。