江戸時代初期に創建された富岡八幡宮は、江戸三大祭のひとつ「深川八幡祭り」でも知られる歴史ある神社だ。角界とのゆかりも深く、江戸勧進相撲発祥の地とされており、今年6月には横綱・稀勢の里が土俵入りを奉納している。そんな「深川の八幡さま」で起きた殺傷事件。宮司の富岡長子さんが、隠れていた実弟で元宮司の茂永容疑者に刃渡り約80cmの日本刀で首の後ろと胸を刺され、病院に運ばれたが死亡が確認された。長子さんの男性運転手は逃走したが、茂永容疑者の妻・真里子容疑者に100mほど追いかけられ、日本刀で腕を約50cm斬られ重傷を負った。犯行後、茂永容疑者は神社の敷地内で真里子容疑者の胸と腹を刺し、自らも胸を刺して自殺を図った。