レジェンドファイターの推薦選手が賞金300万円とK-1グループとのプロ契約をかけて闘う『格闘代理戦争』(AbemaTV)で、とりわけ異色の存在なのが小川直也とその推薦選手・小倉拓実だ。
試合はK-1ルールに準じたアマチュアマッチなのだが、小川も小倉も柔道家。小倉は3歳から柔道を始め、中学時代に全国優勝、高校ではインターハイ優勝を果たしているものの、打撃に関してはまったくの未知数。現在、猛特訓中だという。
それだけに、12月12日の会見でも、小倉は「下馬評最下位の小倉です」と自己紹介。とはいえ自信がないわけではなく「(打撃も柔道も)闘うという意味では同じ。柔道で修羅場を経験してますから」。一回戦では魔裟斗推薦選手の松村英明と対戦することになったが、闘いたい相手としては山本“KID”徳郁推薦のスソンを挙げ、舌戦を展開する場面も。
そんな小倉以上に強気なのが、師匠の小川。自身も柔道からプロレス、さらに総合格闘技と挑戦の連続だったからこそ「下馬評最下位でいい。格闘技は一発当たったら倒れる。一発当ててやろうぜ」と小倉に檄。また闘うジャンルの違いについても「どうってことないと思ってやってますから。柔道で培った体幹は他の格闘技でも活きる」と語った。
未知数だからこそ面白い柔道師弟コンビ、その結果はいかに。トーナメント一回戦は1月8日、新宿FACEで開催される。