真夏のG1を制し、長年目標として来た「1.4東京ドーム」のメインも確定。そして2年連続「プロレス大賞」受賞と、自身のキャリアにおいて最高の状態にあるにも関わらず、内藤哲也の心情は穏やかではないようだ。
IWGPインターコンチネンタル王座を上半期に保持し、真夏の祭典G1クライマックスを制覇。「年間を通じて常にファンに話題を提供してきた。IWGP王者、オカダ選手を凌ぐ発信力でファンの支持を常に拡大した。抜群の会場人気を持って衰えないロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン旋風を巻き起こし続けた」という記者および有識者の高い評価から21票中15票と75%という支持率で大賞を獲得したにも関わらず、先日行われた、「プロレス大賞」の記者会見でも、真っ先に飛び出したのは受賞への喜びではなく、新日本プロレスへの運営批判だ。