
先輩芸能人が芸能界での生き残り術を伝えるAbemaTVの『芸能義塾大学』では、小島よしおが講師役で登場し、生徒役の日比美思、松田るか、Niki、岡田結実、今井華の5人にこれから進むべき方向性について相談に乗った。この日のテーマは「子供向けの仕事をいかにこなすか」だったが、小島は彼女達にキッズ向けの仕事をしてくれ、と言いたいわけではない。「僕は元々子供は好き。だから、子供が好きでないのにそっちに行ってもしょうがない。趣味や好きなことの延長線上に活動の場があるんじゃないかと思う」と語り、各人の好きなこと、興味があることを聞いていった。

日比:女優でやっていきたいです。そこでやりつつ、自分なりの何かを見つけるのがいいんですけど…。あとは麻雀が好きです。ドラマで麻雀をする役があり、練習したらハマり、家族でやるようになりました。
小島:麻雀! 今、老人向けでやってる人が多い。健康マージャンというのがあり、それを教える知り合いがいます。先生としては、女性が圧倒的に人気。ドラマ出ながら麻雀やっている人は少ない。
日比:安定した未来に繋がりますね。点数も数えられるようにしたい。今は家族でアイス賭けたりしているので、真剣にやろうと思いました。

松田:一人カラオケとラーメン。でも、女優で歌を出している人は多いので、別の何かが欲しいです。
小島:業界でよく言われるのですが、ラーメン、動物、子供――この3つがあれば数字が取れるという都市伝説があるぐらい。好きなものも食べられつつ、好きなものも演じるってのはいい。プロデュースもやればいい。食べる人はたくさんいるから、1週間に1回でも、自分で作ってみる。ゆくゆくは店も出せるかもしれないですね。
松田:ラーメン二郎も食べられるぐらいです。最近は鶏白湯のラーメンが好きです。
小島:だったら、放し飼いの鶏をどっかで育てる、とかはどうですか? ラーメン屋をやるとライバルが多い。原材料ですごいのを作ってしまう。女優の高木美保さんは、自分で畑を作るようになって、珍しいことをやっているということでオファーが来る。『聞いたことない』って活動の方が、様々なオファーがもらえるチャンスがあると思う。だから松田さんは鶏の放牧をやるといい。そうすれば、皆気になりますよ「なんでそれやってるの?」って興味を持たせるってのは芸能人で大切なことです。

Niki:食べること、旅行、運転が好きです。
小島:僕は子供向けの仕事をやっているわけですが、元々興味なかったことを作るわけではなく、(オッパッピー、など)子供むけのネタは持っていたわけです。子供は筋肉好きだから、もっと筋肉をつけようと思った。Nikiさんは旅行好きと言いましたが、芸能界って仕事してるとリスペクトされる。休みが多いと「あいつ大丈夫か?」と思われる。逆に、旅行に行きまくる。旅行であったことをブログとかに書き続ける。
Niki:ネットの世界の人っぽくなりますよね?
小島:ネットからテレビって人が多い。皆旅行に行きたいと思っているけど、いけない。そこをNikiちゃんは行きたい、と思わせる。
Niki:行きます! ネットのヒーローになります。
大熊(テレビ朝日アナウンサー):普段、女優やモデルが行かないような秘境に行くのはどうでしょうか。
小島:秘境インスタ映え!
Niki:秘境グラマー!
小島:ハワイだと本当に、当たり前というかそうだろうなぁ、となるのですが、そうでないところに行くのです。
Niki:虫食べたりして…。
小島:そうしたら、今度秘境行くロケがある時、Nikiさんが指名されるかもしれません。何がブームになるかなんてわからないですよ。5年後、秘境ブームになるかもしれない。その時は「5年前から行ってましたから!」とやればいいです。

岡田:私はアニメとか漫画とかが好きです。
小島:世界に向けて日本の漫画を紹介するのはいいですね。日本のアニメや漫画は海外で人気があります。次々と面白い漫画が出ているので、海外に発信する。そのためには英語を覚えることも必要でしょう。こんな女性のかわいいタレントでアニメとか漫画に詳しい、というのはウリになります。
岡田:とりあえず、英検受けよう、と思いました。
小島:さらに、外国人観光客の多い浅草に小さい小屋を抱えて、“岡田結実劇場”を海外の人に向けて興行するとかね。
岡田:バラエティも役者もモデルも全部やりたいと思いました。その先が劇場ですね アニメ、漫画小説、でも、これが好きな人は無茶苦茶いますよね…。絵本も好きですが。
小島:絵本は世界中にあるので、子供向けに読み聞かせる。それをやっていくと武器になるような気がした。役者経験がある人がやると子供もより楽しめる。女優さんがやってくれる、といったら嬉しいでしょう。やっている人いないし。

今井:色々やっている。美容、飲食、ファッション。今後は海外。いいものを日本にプロデュースしたいという野望がある。
小島:何も言うことないですね。
今井:日本国内だけではなくてやっていきたい。
小島:逆に教えてください。どうやって世界に行けますか? 今井さんは、常にアンテナ張って、常に危機感があって、常に新しいことをやろうという意識があるので、それを目指してもらいたいなと思いますね。
結局、今井華がもっとも様々な手を打っているという結論になった。
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