経済効果約7000億円とも言われていたクリスマスの過ごし方に異変が起きているという。
日本中が浮かれていたバブル期、クリスマスのラブホテル街は空室を探すカップルで溢れていた。男性たちは高級レストランやホテル、そしてティファニーのオープンハートなどを用意し、この日を特別な日にしようと精いっぱいの見栄を張った。女性たちもまた、それが当たり前だと思っていた。
当時を知る世代に話を聞くと、「大学生だった。ホテルをとって部屋の中にクリスマスツリーを作ってバラの花びらを部屋にまき散らした。むちゃくちゃカネがかかって、一晩で20万くらい使った」(51歳男性)、「ヴィトンとかエルメスとか、そんなものをいただいた。嬉しかった」(50代女性)、「ホテルのスイートルームを借り切ってパーティーをやっていた。男の子も女の子もみんな一緒で」(57歳男性)と、思い出を語った。