将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)が12月28日、今年最後の公式戦で豊川孝弘七段(50)と、王座戦一時予選で対局中だ。デビューまもなくAbemaTVの「炎の七番勝負」で羽生善治三冠(当時)に勝ち、前人未踏のデビューから公式戦29連勝を達成するなど、一気に将棋ブームと「藤井フィーバー」を巻き起こした藤井四段が、激動の2017年の指し納めでどんな将棋を見せるか注目だ。
藤井四段はここまで通算64戦して54勝10敗、勝率は0.844。2017年度成績では44勝10敗、勝率0.815と圧倒的な成績を残している。特に年度成績では、対局数(54局)、勝率数(44勝)、勝率(0.815)、29連勝(年度またぎ)と、全4部門でトップを走り続けている。
AbemaTVが独自に行ったアンケート(829人が回答)では、藤井四段の一番盛り上がった対局は「羽生三冠に勝利」が11%、29連勝達成に57%、30連勝目前でストップが27%、その他5%という結果が出た。やはり新聞各紙やテレビが大々的に取り上げた29連勝達成は、今もファンの心にしっかりと焼き付いているようだ。
この日の対局の持ち時間は各5時間。AbemaTVでは対局の模様を終局まで生中継する。
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