武尊は2018年3月21日に開催される新生K-1最大級のイベント「K'FESTA.1」で、スーパーフェザー級王者・大雅に挑戦することが決定、3階級目という未知の領域に挑む。

今年、フェザー級トーナメントを制し初の2階級制覇、ワン・ジュングァンとの死闘を制し初防衛したのが今年9月のこと。自身も「適正な階級」と言い続けて来たフェザーからさらに階級を上げ挑むというマッチメイクは、やや時期尚早との印象もあるが、K-1の宮田プロデューサーも「もともと2度対戦している両選手ですが、2度敗れている大雅選手からリベンジしたいと3度めの戦いの要望がありました。ただ大雅選手は-60kg、武尊選手は-57.5で、過去の対戦のように共に-55kgスーパーバンタムという状況ではないので対戦は難しいと考えたものの、武尊選手から新たなことに挑戦したい、3階級目を目指すプランはどうかという提案もあり決定しました。」と経緯を説明。

両選手の想いや気概といった気持ちの要因もさることながら、現在のK-1のはじまりともいえる「大雅vs武尊」の3度目の対戦が、大会としてワンステップ上を目指す新生K-1を象徴するカードという自身のようなものも感じさせる。

12月の会見で武尊は「僕は常にチャレンジする試合をしたいのと、フェザー級を獲ってから1回しか防衛していなくて、自分的にはフェザー級がベストの階級なのですが、このさいたまスーパーアリーナの大会で、僕はメインイベントじゃないと出る気はないし、一番相応しいカードと考えたときにチャンピオン同士でやることが最高の試合になるんじゃないかと。新生K-1を引っ張ったのは旗揚げ戦で戦った大雅だと思うんで。」と、この対戦カードへの意気込みを明かし「格闘技は気持ちの戦い。僕は空手で無差別でやってたのでそこは気にしてない。巷では休養と報じられているが、休んでいた訳じゃないし毎日練習は続けていた。試合をしていない期間は僕が成長するためにある。」と力強く語った武尊だが、体重増量によるパフォーマンスを含めた体全体に与える影響も含め、この1年で-55kgから-57kgへ、さらに-60kgへと階級を上げて戦うことの難しさは、想像を超えるものだ。

今回12月中旬の2週間をアメリカ・デンバーでの修行にあてた武尊。K-1 MAXで魔娑斗と対戦経験もあり元UFCファイターでもあるドゥエイン・ラドウィックがコーチをつとめるグラッジ・トレーニング・センターの門を叩いた。MMAジムながらも打撃特化型の練習が出来る点や、11月にコーディ・ガーブラントを下しUFCバンタム級王者に返り咲いたTJデラショーもこのジムでトレーニングしている。

今回の練習の成果については「何もない所で練習だけに集中できたのが贅沢だった。僕は空手出身なのですり足で、今までステップをあまり使わなかったのですが、フェイントかけるステップや、相手の見えない死角から打撃を放つ技術などを身につけることができた。」とその成果を明かしている。3月の大雅戦に向けてウェイトアップや従来の練習方法だけでなく秘策を引っさげ着々と準備を始めている武尊、2018年さらなる進化を見せることになりそうだ。

AbemaTV格闘CHの年越しは武尊のノックアウトを見ながら!良いお年を! | AbemaTV(アベマTV)
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AbemaTV格闘CHの年越しは新生K-1のカリスマ・武尊のノックアウト集を見ながら迎えよう!!
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