2018年に突入し、一気に加速している北朝鮮情勢。新年早々、北朝鮮が打ち出したのは韓国との対話路線だった。1日の「新年の辞」ではグレーのスーツに身を包んだ金正恩委員長が平昌オリンピックへ代表団を派遣する意向を示し、韓国側もこれを歓迎。
 さらに3日には、北朝鮮祖国平和統一委員会の李善権委員長が「板門店連絡チャンネル」を開通させる指示をしたことを発表、断絶していた南北の連絡が再開された。9日に予定される会談の提案も、このチャンネルを通じて行われ、2年あまり途絶えていた韓国と北朝鮮の高官による会談が実現する。