どうしても世間的にも選手にとっての位置づけ的にも「1.4東京ドーム」の重要性が語られがちだが、何かが必ず起きるという意味では1年間の新日本プロレスを追う意味では圧倒的に「1.5後楽園」の方がインパクトは大きい。今年の1.5後楽園大会「NEW YEAR DASH!!」でも数多くのインパクトある出来事が起きた。5つのシングルタイトルの次期挑戦者など札幌、大阪大会への布石となったので振り返ってみたい。
1.5新日本隊と鈴木軍のタッグ戦で、試合そっちのけで鈴木が執拗に棚橋へのヒザ攻撃を敢行。前日のドーム大会でNEVERのタイトルを失った鈴木が、棚橋の持つIWGPインターコンチネンタル戦への挑戦を表明。早くも1月27日の札幌きたえーる大会でタイトル戦が決定した。同じく前日のジェイ・ホワイト戦で、さらに満身創痍ぶりを露呈した棚橋だが、札幌大会を前にした試合でも鈴木軍からの執拗な攻撃が予想されるだけに、タイトル戦前の前哨戦から目が離せない。未だに位置づけが定まらないICタイトルが棚橋の腰の落ち着くのか、鈴木の手に渡るのか?タイトル戦線がガラリと変わる可能性もある。