かつてプロ野球の野村克也監督が、各選手を徹底的に分析した「ID野球」で名を馳せたが、麻雀でも同じことができるのか。そこに挑戦している、麻雀IQ220の異名を持つ勝又健志(日本プロ麻雀連盟)は「相手の打ち方を研究し、シミュレーションした上でそのイメージに合わせて戦う」という。RTDリーグ2018開幕を前に、新たな可能性を模索する勝又に話を聞いた。
 麻雀は、論理的に解明できないことが多い中で選択を繰り返していく。3年連続出場を前に、目には見えない部分の多い麻雀を論理的に捉えようと、対局相手の情報収集と研究に余念がない。勝又にとっての「情報収集」とは「事前準備」を指す。まずは対局映像を見て、麻雀のどの「要素」を大事に考えている打ち手なのかを覚えることから始めるという。