<RTD Girl's Fight2>◇決勝◇1月19日◇AbemaTV
最強の女流麻雀プロを決める「RTD Girl's Fight2」の決勝が1月19日に行われ、第1回優勝の山脇千文美(日本プロ麻雀連盟)が、大会連覇を達成した。予選、決勝と圧倒的な強さを見せてきた山脇は、半荘4回で行われた1回戦こそラスとつまずいたが、続く2回戦で7万3700点の大トップし2位に浮上。さらに3回戦では南場の親番で役満・国士無双をアガるなど8万7000点と大爆発。2位以下に130ポイント以上の大差をつけると、悠々と4回戦を消化。他を寄せ付けずに、女流プロの頂点に再び立った。
けた違いの破壊力だ。今大会、予選の半荘3回を3連勝と完勝。準決勝でも半荘3回中、先に連続トップを取り、余裕で決勝へと進んだ。決勝でも1回戦のラスこそあったが、振り返ってみれば、最終4回戦はプロレベルであればそうはひっくり返らない大差での、ウイニングラン状態。前回のプロアマ混合戦でも、今回のプロ戦でも、山脇を止められるものは誰もいなかった。
数あるプロ団体で、女流プロも次々に新たなヒロインが誕生している。その中で、圧倒的な力を見せることは、勢力図の中心に位置することを印象づける。「そんな簡単じゃないと分かっていたので、最後の半荘も気を抜くと点棒を減らしちゃうのので、全力で打ちました」と低姿勢なコメントをした山脇だったが、その表情は自身に満ちていた。
【決勝結果とコメント】
1位 山脇千文美(日本プロ麻雀連盟)+193.6
ここ(優勝者の立ち位置)にしか立ったことがないので、ずっとここに立ち続けられるように、努力して勉強して頑張りたいです。
2位 岡田紗佳(日本プロ麻雀連盟)+17.5
自分でどうにかできたかなと思うことがあった。次こそはここ(優勝者)の位置に立ちたいですね。
3位 宮内こずえ(日本プロ麻雀連盟)▲37.6
予選、準決勝と、私のためにある大会なのかなと思ってたんですが、使い切ってたみたいですね。苦しかったです。
4位 朝倉ゆかり(日本プロ麻雀協会)▲173.5
自分でダメにしてしまった。次機会あれば、絶対強くなって帰ってきます。
◆RTD Girl's Fight2 16人の女流プロが参加。予選4卓に分かれ半荘3回戦を戦い、各卓上位2位までが準決勝に進出。さらに各卓上位2人が決勝へと進む。予選4位になると、次回の出場権を失う。
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