元巨人のエースで監督経験もある堀内恒夫氏が、巨人の投手・内海哲也についてアメブロで意見している。内海は2011年は18勝5敗、防御率1.70の素晴らしい成績をあげるなど2013年まではエースとして活躍していたが、過去4シーズンは10勝したシーズンはない。特に2017年シーズンは2勝7敗、防御率5.77と散々なできだった。堀内氏は監督だった2005年、内海の実力を見抜き、翌2006年の12勝13敗、防御率2.77という好成績に導き、内海はエースとなったのだ。

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だからこその内海への言及だが、今回は昨年来2回目のこと。1回目は昨年8月末にブログ読者による「内海さんが今とても苦しい状況で、2005年の堀内監督時代の出始めのころから見ている僕としてもつらいです」という意見を読んだ時のことだ。

 「内海はさ、峠、つまりプロ野球選手として1番いいところまでいって今はその力をいかに維持していけるかどうかのところだと思うんだよね」と前置きしたうえで、飛行機の水平飛行にたとえ「現役を続けるっていうのはさ、その水平飛行をどのくらい続けられるかどうかなんだ。その為にピッチングスタイルを変えたりしながらもたせていくんだけど、妥協したり諦めたところで終わり。すぐに落ち始めるし始まったら速いんだ」

 35歳の内海はスピードが落ちた分、変化球でかわすピッチングに変えているが、慎重すぎるため大胆に攻めた方がいいと助言。さらには内海の不調は技術に関することではなく精神面の問題ではないかとも予想した。それから5か月、再び内海に言及したが、現在の状況からプロの世界で生き続けるにはストレートを速く見せる技術を身に着けることが必要だと一旦結論づける。

 「変化球を上手く使ってストレートを速く見せることはできるはずだ。その技術さえ身につければ内海はまだ充分に通用する。もし俺の目を信じてくれるのならば内海は元中日の山本昌選手のような息の長い選手になる素質があるということ」

 このように、条件つきながら内海はまだまだイケると分析するとともに、50歳まで現役を続けた山本昌のようになる可能性まで示唆した。内海は来シーズン36歳になるが、山本は36歳のシーズンは10勝13敗、防御率3.63だった。そして、引退するまでの15シーズンで85勝した。

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