18日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に石破茂衆議院議員が出演。当時の防衛大臣と大阪府知事としての接点から、石破氏が橋下氏の印象を語った。
その前からテレビ番組で一緒になることはあったと話す石破氏。しかし、橋下氏が大阪府知事就任に際して防衛庁へ挨拶に来たことに驚いたという。
「知事になって総務省や国土交通省、経済産業省、農林水産省に行く人はいるけど、防衛庁に来る人はいなかった。秘書官に『何かの間違いじゃないのか?』って確認したほど。いざ来た時に理由を聞いたら『日本があるのは自衛隊がきちんと活動してくれているからだ。日本があってはじめて大阪府もあるんだ』と。東京に来て最初に行ったのが皇居、それから首相官邸で福田総理、その次が防衛省だというからこれはすごいなと思った」
続けて「就任挨拶で来られたのは後にも先にも橋下知事だけ。だから『何で来たんですか?』と聞いた自分を恥じた」と話す石破氏だが、橋下氏は「リップサービスの最高の技術を持っているのが政治家ですから」と指摘。石破氏は「リップサービスもあるけど、でも感動した。ありがたいことだと、自衛官が聞いたら喜ぶだろうなと思った」とその時の心情を明かした。
一方、橋下氏は地方の知事と大臣らが出席したという会議の話を展開。もともとカメラが入りフルオープンだったものが途中からカメラなしのクローズになると聞き、話が違うと橋下氏は会議室を飛び出したというが「記者に『中で主張するのが知事の役割じゃないですか』と言われ、確かにその通りと戻っていったが、石破さんは『出て行ったくせに』などとは言わずちゃんと議論しようというスタンスだった」と石破氏の対応に言及。それに対し石破氏は「橋下さんだからそういうことはあるだろうなと思った。中には怒った大臣もいたかもしれないけど、大阪府知事の橋下徹ではなくて、大阪府民を代表している人、大阪府民全員と相対していると思わなければいけない」と考えを述べた。
また、「橋下氏の政界復帰を望むか?」との質問に石破氏は「復活するかどうかは橋下さんが決めること。我々が言ったから、言わなかったからとかそんなのはろくでもない。本人の意思が表明されないのに周りがあれこれ言うべきだとは思わない」と答えた。
(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)