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(念願のK-1出場を決めたKANA)

1月21日、都内ホテルにてK-1の記者会見が行なわれた。この日、発表されたのは、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会(3月21日)の追加カード。その一つが、新生K-1初の女子マッチだ。以前からK-1参戦をアピールしてきたKANAが、ロシアのポリナ・ペトゥホーヴァと対戦する。

昨年、Krush後楽園大会で2度メインイベントを務めたKANA。一度は女子-50kg王座を奪われたものの年内に奪還、今年はK-1から闘いをスタートすることになった。デビュー当時から破格と言われてきた“倒す闘い”がK-1でも見られることになる。

KANAは魔裟斗率いるジム、シルバーウルフの所属。入門した年に新生K-1が旗揚げされており、K-1参戦は運命だと考えていたという。

「K-1はヘビー級からスタートして、私の大先輩である魔裟斗さんが中量級の時代を作りました。新生K-1では武尊選手が軽量級の時代を作った。次は私が女子の時代を作りたい」

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(会見では武居由樹vs久保賢司のタイトルマッチなど4カードが発表に)

会見でKANAはそう語った。宮田充プロデューサーも「単に試合を組んだというだけでなく、道を切り拓くという意味もある。これは始まりです」とコメント。K-1女子をカテゴリー(階級)として確立させていくつもりだという。そのためには選手層が厚くなることが必須。KANAに求められるのは、ファンや他の女子選手が憧れる、お手本となるような試合だ。KANA自身も「今回の私の試合が今後の基準になる」と言う。

対戦相手のポリナはプロキャリアこそ浅いが、アマチュアで豊富な実績を持つファイターとのこと。アグレッシブなタイプで、KANAも「自分よりKO率が高い相手と闘うのは初めてですね。身長も4、5センチ高いし、一発がある」と警戒する。

とはいえKOを狙うのはKANAも同じこと。「1ラウンドでも2ラウンドでも3ラウンドでも、チャンスがあったら倒しにいく」のは誰が相手でも変わらないスタンスだ。

「“これが女子の試合か”とは思わせない。男子と変わらない迫力のある試合を見せます」とKANAは意気込む。新生K-1最大のビッグイベントとなる3.21さいたま大会は、K-1の新たな歴史がスタートする日でもある。女子部門設立、その開拓者という大役にふさわしいのは、やはりKANAしかいない。

文・橋本宗洋

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