トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」WHITE DIVISION 5・6回戦が2月5日に放送され、石橋伸洋(日本プロ麻雀協会)と佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)がトップを取り、総合ランキングでも1、2位に躍り出た。
WHITE 5回戦の対局者は石橋伸洋、和久津晶(日本プロ麻雀連盟)、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)。石橋はここまで2戦、4着とトップで+7.0、総合4位の好位置につけていた。東1局では、北・トイトイ・三暗刻で8000点を加点すると、東3局ではリーチ・中・ドラ4で1万2000点(+供託1000点)をアガって連勝を決めた。対局後「昨年はメンゼンで手役志向のフォームに変えようと試みたが、うまくいかず結果も残せなかった。だから今年は、自分にとって普通だと思える打牌を選択していく本来のフォームに戻した」と原点回帰して挑んでいることを明かした。
6回戦の対局者は佐々木寿人、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)。前対局ではアガリもなく、4着に甘んじていた佐々木は「ポイントがマイナスの時間は、気分的にもいいことはない。できるだけ早く脱出したい」とトップを欲していた。東2局、親番でリーチ・ツモ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2で跳満1万8000点(+供託1000点)をものにすると、東3局で2600点(+600点)、東4局で8000点、南2局ではリーチ・一発・ドラ2で1万2000点(+300点+供託1000点)とアガリ倒してトップを奪取した。この対局だけで+80.5ポイントを積み重ね、一気にマイナスを帳消しした上で、総合ランキングも2位に浮上。「ポイントはたくさんあればあるほど精神的にも有利だし、選択肢も増える」と昨年の500ポイント以上を積み上げていくと宣言した。【福山純生(雀聖アワー)】
【WHITE DIVISION 5・6回戦終了時点での順位】
1位 石橋伸洋(最高位戦)+62.0
2位 佐々木寿人(連盟)+27.5
3位 勝又健志(連盟)+22.0
4位 鈴木たろう(協会)+4.7
5位 平賀聡彦(最高位戦)▲10.8
6位 鈴木達也(協会)▲15.6
7位 猿川真寿(連盟)▲38.7
8位 和久津晶(連盟)▲51.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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