去年12月後半には一時200万円を突破した仮想通貨「ビットコイン」の価格が6日、60万円台にまで下落した。日本ではコインチェック問題についても解決の糸口が見えず、仮想通貨の保有者からは「仮想通貨全体に対する不信感が募っていると感じる。セキュリティに対する信用が失われ、下がっていると思う」の声も上がる一方、「こういう値上がり値下がりが普通だと思う。また上がると期待している」と話す人も。
 6日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した経済アナリストの森永卓郎氏は「私は"丁半博打"か、"チンチロリン"と同じ種類のものだと思っている。通貨、例えば日本円は日銀が株や国際、不動産を買った代金として出しているので、バックには資産が必ずある。つまり1万円札なら1万円分の資産を中央銀行は持っているという裏付けがある。ところが仮想通貨はそれがなく、需給関係だけ。今は欲しい人がいるから値段が上がっているだけという非常に不安定なもの。タダでもおかしくない」と話す。