ついに開幕した平昌オリンピック。しかしその裏では、朝鮮半島情勢をめぐって各国首脳による熾烈な駆け引きが繰り広げられている。
 開会式直前の9日午後6時、文在寅大統領主催の晩餐会では、日本、アメリカ、韓国、北朝鮮、中国が一つのテーブルで顔を合わせる予定になっていた。しかし安倍総理とアメリカのペンス副大統領は既に乾杯が行われたあとで遅れて到着。安倍総理は北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長と言葉を交わした一方、ペンス副大統領は自国の選手団との面会を理由に顔を出しただけでテーブルには着かず、各国首脳と握手を交わしたものの、北朝鮮の金永南氏とは握手もしなかったと伝えられている。