2月12日のKrush後楽園ホール大会で、前-58kg王者の小澤海斗が復活の勝利をあげた。
昨年K-1、Krushで西京春馬に連敗、ベルトを失った小澤。この復帰戦では新鋭・里見柚己と対戦した。
「もう失うものはない」という小澤はゴング直後、ローキックで先制。様子を見ることなく、テンポよく攻撃を繰り出していくとサウスポーからオーソドックスにチェンジしての右フックを強振していく。これでロープを背負った里見に、小澤は左ミドルをヒット。ボディにめり込むこの一撃で里見はダウン、そのままKOとなった。
秒殺で復活の勝利を飾った小澤。K-1再出撃もアピールしており、今後が一気に楽しみになってきた。
今大会のセミファイナルでは、-63kg王座挑戦者決定戦でゴンナパー・ウィラサクレックが石田勝希を圧倒。左ミドルで確実にダメージを与え、2ラウンドにパンチからのローキックでダウンを奪う。そして立ち上がったところに飛びヒザを決めてKO。まさに最強の挑戦者として王者・佐々木大蔵のベルトに狙いを定めた。チャンピオンにとっては試練の一戦。Krushにタイ人王者が誕生する可能性は充分にある。