麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル、發王を争う發王戦決勝が2月12日、麻雀スリアロチャンネル(FRESH!ほか)で放送され、元プロの石野豊さんが現役時代を含め2度目の優勝を飾った。
2年前まで最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロだった石野さんは、現役プロ3人を相手に決勝1回戦から好調。1、2回戦と連続トップで波に乗ると、3回戦でも一時ラスの状況からトップに肉薄の2着に。4回戦で3度目のトップを取り、最終5回戦を前に圧倒的なリードを築き上げた。最終戦を3着で終えても2位の新津潔に70ポイント近い差をつけた快勝だった。
実に10年ぶりとなる同タイトルでの優勝に「10年ぶりにこの場所に帰ってこられて、そして優勝までできて、本当にうれしいです。今はプロではないんですけども、今後も麻雀に関わっていけたらと思っています」と感無量だった。
【決勝最終成績】
1位 石野豊+144.3
2位 新津潔+75.3
3位 醍醐大▲6.6
4位 松本吉弘▲213.0
◆發王戦 最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル。プロ・アマ参加のオープンタイトル戦で、トーナメント方式。決勝は5回戦のトータルポイントで優勝を争う。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道に拠点があり、所属会員数は役350人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、女流名人戦、新人王戦。2017年にタイトル戦を新設する予定。新津潔会長。
(C)麻雀スリアロチャンネル ※画像はFRESH!から