将棋の羽生善治竜王(47)と藤井聡太五段(15)が2月17日、第11回朝日杯将棋オープン戦準決勝で公式戦では初めて対局し、藤井五段が勝利し決勝へ駒を進めた。
藤井五段は優勝すれば、加藤一二三九段(78)の15歳10カ月を抜き、史上最年少の15歳6カ月での一般棋戦優勝となる。また、「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」の昇段規定も満たし、1日の五段昇段からわずか16日で史上最年少の六段昇段も決定する。
対局は持ち時間40分、切れたら1分の早指し戦。藤井五段の先手番で始まると、先に藤井五段が40分の持ち時間を使い切ったが、難解な終盤で攻めきった。2人はこれまで非公式戦で2度戦い、1勝1敗だった。