将棋の羽生善治竜王(47)が2月17日、第11回朝日杯将棋オープン戦準決勝で藤井聡太五段(15)と対局し、119手で敗れた。過去、非公式戦で1勝1敗だったが、この日は過去10回中5回優勝している得意の早指し戦だったが、終盤のせめぎ合いで「ちょっとミスをした」と語り、中学生棋士に押し切られた。
![羽生竜王、過去5回優勝の早指し棋戦で藤井五段に敗戦「冷静に一手一手指されていた」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/a/7/724w/img_a7da938431a05fbcd4c02e366cba65a8374078.jpg)
対局後、会見に臨んだ羽生竜王は、1年前に非公式戦で初対局したことを振り返りながら「1年前も今回も、しっかりとした指し回しで安定感があるという感じを持ちました。秒読みで時間が短い中でも、冷静に一手一手指されているなという印象でした」と、藤井五段を高く評価していた。
近年では若手棋士の挑戦を続々と受ける立場だが「今日の将棋も過去に指したことがないような形。新しい形を楽しみながらやっていければいいなと思います」と、今後の抱負を語っていた。
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