将棋の羽生善治竜王(47)が2月17日、第11回朝日杯将棋オープン戦準決勝で藤井聡太五段(15)と対局し、119手で敗れた。過去、非公式戦で1勝1敗だったが、この日は過去10回中5回優勝している得意の早指し戦だったが、終盤のせめぎ合いで「ちょっとミスをした」と語り、中学生棋士に押し切られた。
 対局後、会見に臨んだ羽生竜王は、1年前に非公式戦で初対局したことを振り返りながら「1年前も今回も、しっかりとした指し回しで安定感があるという感じを持ちました。秒読みで時間が短い中でも、冷静に一手一手指されているなという印象でした」と、藤井五段を高く評価していた。