トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」BLACK DIVISION 5・6回戦が2月15日に放送され、RTD初出場の萩原聖人と村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)が今シリーズ初トップを決め、2人そろってポイントもプラス域にした。
BLACK 5回戦の対局者は萩原聖人、多井隆晴(RMU)、松本吉弘(日本プロ麻雀協会)、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)。予選2戦を終え3着2回、総合6位につけていた萩原は「次は気分転換して貪欲に臨みたい」と服装を変えていた。その“貪欲”というキーワードは、3着目で迎えたオーラスで体現された。トップ目の親番・松本は3フーロでテンパイ濃厚、2着目の多井からリーチが入る中、萩原は追っかけリーチを決断。リーチ・一発・タンヤオ・チートイツを鮮やかに仕上げ、8000点(+供託1000点)を加点。手に汗握る勝負所を制し、初トップをもぎとった。「最後はラス覚悟で勝負かけました」と振り返り、こういった完全燃焼対局を27回繰り返すために体調を整えますと破顔した。
6回戦の対局者は村上淳、小林剛(麻将連合)、瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)。初戦3着、2戦目2着だった村上はトップを欲していた。流局が3回続いた東4局3本場、磨き続けているリーチ攻撃で5200点(+900点、供託3000点)を加点し波に乗ると、南1局親番でも7800点を加点。途中、3連勝を目指す小林が猛追してくるも落ち着いて対処し、今シリーズ初トップを手中に収めた。「勝因は小林さんの連荘中に焦らなかったこと。対局内容もよく、ホントうれしいです」と“初日”を素直に喜んだ。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION 5・6回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+141.5
2位 多井隆晴(RMU)+67.9
3位 村上淳(最高位戦)+29.4
4位 白鳥翔(連盟)+17.1
5位 松本吉弘(協会)+15.0
6位 萩原聖人+6.0
7位 瀬戸熊直樹(連盟)▲118.3
8位 内川幸太郎(連盟)▲158.6
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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